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診療科案内

神経内科

医師紹介

松岡 健

役 職神経内科部長
認定資格等九州大学医学博士
日本神経学会神経内科専門医・指導医
日本内科学会認定医・指導医・教育責任者
日本頭痛学会専門医・指導医
日本認知症学会専門医・指導医
日本リハビリテーション医学会認定臨床医
西胆振認知症を考える会世話人
脳卒中専門部会委員

外来診療体制について

下記のように常勤医 1 名,非常勤医師 3 名が担当します。
地域唯一の神経内科外来になりますので,初診・再来患者枠を分けずに診療しています。受診の際は,神経内科外来に電話予約して頂けましたら助かります。予約無しでも診療しておりますが,重症度,予約の有無で順番が前後することもあります。

外来診療体制

外来診療一覧はこちらからご覧ください。

外来診療実績

2010年度
外来総延数4,302
初診患者数716
紹介状件数134
救急車件数98
2011年度
外来総延数4,302
初診患者数718
紹介状件数166
救急車件数94
2012年度
外来総延数6,832
初診患者数736
紹介状件数211
救急車件数107
2013年度
外来総延数7,597
初診患者数765
紹介状件数214
救急車件数114
2014年度
外来総延数6,858
初診患者数757
紹介状件数290
救急車件数81

外来総数が増加しています。そのため脳卒中後など生活習慣病の管理がより重要な再来患者については、地域のクリニックに逆紹介しています。また、伊達市・西胆振地域を越える幅広い地域の患者が紹介されるようになってきています。

頭痛、認知症専門外来について

15歳以上日本人の約40%に慢性頭痛、65歳以上の10%に認知症があると言われます。すなわち、西胆振地域に7.2万人の慢性頭痛患者、6千人近い認知症患者がいると推計されます。(下表参照)

多くの慢性頭痛患者は、日常生活の支障度が高い頭痛を有するにも関わらず医療機関において十分な診療を受けていないこと、さらに患者はどの医療機関・診療科・医師を受診すべきかわかていないことが危惧されています。頭痛外来を開設・広報することで専門医による診療を求める慢性頭痛患者受信数が増加することが報告されています。
また認知症の原因でもっとも多いのはアルツハイマー型認知症ですが、その鑑別には内科的診察、神経学的診察、血液検査、心電図、そして胸部レントゲン撮影などを必要とすることがあります。特に高齢者では脱水により電解質異常を生じて 認知症様症状を呈することもあります。
もちろん脳画像を評価することも大切です。認知症診療にJ関連する診療科は多数ありますが、診断と初期対応にもっとも適しているのは神経内科になります。脳神経外科は脳画像読影や腫瘍・血管障害に強く、精神神経科は妄想など周辺症状の治療を得意とします。
当院認知症疾患医療センターとは状況に応じて連携しています。
胆振地域唯一の専門医在籍施設として頭痛、認知症専門外来を開設するのが望ましいのですが、同時に地域唯一の神経内科専門医でもあるため神経内科外来の中で頭痛、認知症の診療をしております。
各医療機関で頭痛に苦慮する場合、認知症を疑う患者様がいましたら、地域医療連携室を通じて神経内科へ紹介してくださいますようお願いいたします
頭痛に苦慮している,認知症を疑う等ありましたら,神経内科外来にご連絡ください。

西胆振
人口(2008年)20万5千人
15歳以上人口18万1千人
慢性頭痛患者7.2万人
65歳以上人口5万7千人
認知症患者6千人
神経内科専門医
(2012年)
2名
(大川原脳外、伊達赤十字)
頭痛専門医
(2012年)
1名
認知症専門医
(2012年)
1名
北海道
人口(2008年)557万1千人
15歳以上人口488万人
慢性頭痛患者
65歳以上人口127万9千人
認知症患者
神経内科専門医
(2012年)
165名
頭痛専門医
(2012年)
28名
認知症専門医
(2012年)
25名(新合格者含まず)

入院診療実績

平日は常勤医1名,週末は非常勤医師が担当しています。夜間・休日の神経救急患者は室蘭市の大川原脳神経外科病院や市立室蘭総合病院が担っています。患者状態や先方の病床管理に応じて,急性期からの転院を受け入れる連携もしています。

 2010年度2011年度2012年度2013年度
一般病棟(16)164229248286
脳卒中6083109103
パーキンソン病21664755
神経免疫疾患8112417
てんかん10101213
障がい者病棟25656651

※障害者病棟は2011/4~2013/3まで53床,一般病棟は2013/8まで16床

急性期診療について

神経内科一般病床では年間200人以上の入院患者に対応しています。救急車受け入れは平日日中のみとしておりますが、一般病床患者の50%以上が緊急入院であり、その内訳は脳卒中患者がほとんどを占めます。神経難病の精査加療の入院、介護者・家族のためのレスパイト入院にも対応しています。そのほか、2012年に診断と加療を行った比較的稀な疾患として、抗N-methyl-D-aspartate受容体脳炎、慢性炎症性脱髄性多発神経炎、アレルギー性肉芽腫性血管炎、HIV-1関連急性ニューロパチー、皮膚筋炎、ポリオ後症候群、ミトコンドリア脳筋症などが挙がります。地域の医療連携が深まるとともに、疾患多様性も広がってきています。
神経内科障害者病棟では、医療依存度の高い人工呼吸器管理、神経難病患者の長期入院や終末期医療に呼応しています。
神経内科病棟ではリハビリテーションとは単なる訓練ではなく、”患者が人間らしく生きる権利を回復すること”という本来のあり方を推進します。世界保健機構WHOより提示された国際生活機能分類に則って、患者の「生きる」ことの全体を考えています。
患者の到達しうる社会・家庭参加の水準を見据え、患者一人一人に対して定期的にカンファレンスを開催しています。理学療法士、作業療法士、言語聴覚士たちが、病棟生活における活動向上訓練のプログラムを作成し、さらに看護師たちができる活動、している活動を向上させるような看護を行っています。また心身機能向上のために、中枢神経の可塑性を促す認知神経リハビリテーションなど新しい技術にも積極的に取り組んでいます。一般病棟から障害者病棟まで切れ目なく、リハビリテーションに取り組むことで、ベッド上生活に至った重症患者でも日常生活動作、家事動作、社会参加能力などを獲得して自宅退院を実現しています。
障害者病棟は、このような回復期病棟の役割のみでなく療養病棟の面も併せ持ちます。痛みや呼吸苦を取り除くための治療、 臨床心理士も含めた不安への取り組みなど神経難病の緩和ケアにも取り組みます。一般的な高齢者ケアとして経管栄養などについても日本老年学会のガイドラインなどを参考に、患者本人や家族との相談を通して、選択と決定を行っています。

亜急性期診療,慢性期診療について

救急車受け入れは平日日中のみですが,一般病床患者の50%以上が緊急入院で脳卒中患者がそのほとんどを占めます。「顔のゆがみ」,「片腕に力が入らない」,「呂律が回らない」等,急に「普段の状態とは明らかに違う」ときは速やかに受診してください。
 脳卒中を心配して搬送または受診したら,脳炎やてんかん,脳腫瘍など脳血管障害以外の脳の病変であることや,低血糖など糖代謝異常,電解質異常やビタミン欠乏,肝臓・腎臓の障害,肺炎・敗血症など感染症,薬物中毒など全身疾患が原因のこともあります。
問診と診察,血液検査や各種画像検査で迅速に診断し,神経内科専門医として,認定内科医として各種ガイドラインに則った標準的な治療を提供しています。手術適応がある病気と判断する場合は,大川原脳神経外科病院,市立室蘭総合病院,製鉄記念室蘭病院などと連携しています。
 神経救急以外の神経難病の診療も行っています。数週間から数ヶ月ときに年単位で,「力が入らない」,「歩きにくい」,「むせる」など症状が続く疾患もあります.地域の医療連携の広がりによって他地域,他診療科の紹介から,パーキンソン病など神経変性疾患のみでなく,治療薬がある比較的稀な疾患の診断に至ることがあります。自己免疫性機序が想定される脳炎,脊髄炎,末梢神経炎,筋炎,血管炎などへの免疫治療,各種神経変性疾患への取り組みなど最新のガイドライン,学会の診療方法を取り入れて治療を行っています。

学会

1)認知神経療法によって歩行を獲得した抗アクアポリン4抗体陽性横断性脊髄炎
 松岡健 1) 、池田巧 2)、山田幸司 1)
 1)伊達赤十字病院 神経内科、2)伊達赤十字病院 リハビリテーション科
 第49回日本リハビリテーション医学総会、2012.5、福岡
2)ステロイド中止後に脳静脈洞血栓症を発症した抗甲状腺抗体を有する肥厚性硬膜炎症例
 伊達赤十字病院 神経内科 松岡健、須藤豪太、山田幸司
 第40回日本頭痛学会総会、2012.11、東京
3)運動を契機とした右腕頭動脈解離による後方循環系多発脳梗塞と脊髄梗塞を呈した症例
 伊達赤十字病院 神経内科 松岡健
 第38回日本脳卒中学会総会、2013.3、東京
4)認知神経療法によって早期に社会参加水準が回復した critical illness polyneuropathy症例
 伊達赤十字病院 神経内科 松岡健
 第50回日本リハビリテーション医学総会、2013.6、東京
5)急性期脳卒中の離床基準.段階的ギャッチアップは進行性運動麻痺を予防するか?
伊達赤十字病院 神経内科 松岡健
 第51回日本リハビリテーション医学総会,2014.6,名古屋

講演

1)多発性硬化症と視神経脊髄炎 診断と治療
 松岡健、伊達赤十字病院院内講演会、2012.1、伊達市
2)あなたの物忘れは認知症?~適切な診断と治療のために~
 松岡健、第15回市民健康講座、2012.6、伊達市
3)神経難病と認知症に対する神経内科内科医・介護連携の構築
 松岡健、伊達市地域包括支援センター 教育講座、2012.8、伊達市
4)パーキンソン病のリハビリテーションの進歩
 松岡健、室蘭市民公開講座、2012.9、室蘭市
5)「地域みんなで支えよう!認知症」
 松岡健、壮瞥町地域包括支援センター 教育講座、2013.2、壮瞥町
6)多発性硬化症と視神経脊髄炎 病態と診断
 松岡健、西胆振地区多発性硬化症医療講演会、2013.3、室蘭市
7)脳卒中の気づきと初期治療、適切な再発予防
 松岡健、西胆振学術講演会、2013.4、伊達市
8)パーキンソン病で求められる医療連携
 松岡健、西胆振学術講演会、2013.6、伊達市
9)西胆振地域在宅支援のために~神経内科専門医の役割~
 松岡健、西胆振在宅ケア連絡会、2013.7、伊達市
10)座長、第9回西胆振認知症を考える会、2013.9、室蘭市
11) 座長,西胆振ロチゴチンカンファランス,2013.10,室蘭市
12) 専門医と学ぶパーキンソン病の治療
  松岡健,伊達市パーキンソン病フォーラム,2013.11,伊達市
13) 診療時における抗凝固薬選択について
  松岡健,西胆振抗凝固フォーラム,2014.4,室蘭市

研修環境

日本内科学会教育関連病院
日本神経学会教育関連施設
日本認知症学会教育施設
日本脳卒中学会認定研修教育病院

専門医取得を目指した研修カリキュラムを用意しています.臨床の問題解決のために,UpToDate,The Cochrane Library,その他,電子ジャーナルの利用環境も整えています。
その他,院内での臨床病理検討会や各学会での発表,論文作成を指導します。

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