0142-23-2211 Japanese Red Cross Society
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令和3年度 初期臨床研修プログラム

1.プログラムの名称

伊達赤十字病院卒後臨床研修プログラム
プログラム番号:030943301

2.管理運営体制

責任者は伊達赤十字病院長で、研修終了認定者とする。
管理運営の実務は研修管理委員会が行い、委員長、プログラム責任者は副院長 久居弘幸が務める。
委員は各診療科の代表(指導医)、研修協力施設の研修責任者及び事務部門責任者等で構成し、研修プログラム及び研修計画等の企画・立案・実施を行うとともに、研修プログラム及び研修医の全体的な管理、評価を行う。

3.研修プログラム

  1. プログラムの目的と特徴
    研修医が医師としての第一歩を踏み出すにあたり、プライマリケアを中心とした基礎的知識、技術、態度などの基本的臨床能力を身につけ、患者の心理的、社会的側面を含む全人的医療を身につけることを目的とする。
    2年間で内科・救急・地域医療を必須科目、外科・小児科・産婦人科・精神神経科を選択必須科目とし、さらに研修医個々人が将来の専門性にかかわらず、プライマリ・ケアに主眼を置いた研修である。
  2. 研修目標
    本プログラムでは、厚生労働省より提示された「臨床研修の到達目標」に準拠した共通研修目標及び各診療科における研修目標を作成し、2年間のローテーション研修で達成出来るよう計画されている。
  3. プログラム責任者
    臨床研修プログラム責任者職氏名:副院長 久 居 弘 幸
  4. 研修方式等
    1)オリエンテーション:臨床研修の開始前に医師にとって必要な基本事項について臨床研修の開始前約1週間のオリエンテーションを行う
    2)ローテーション研修科目
4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
1年次 オリエン
テーション
内科6週
+消化器科6週
循環器科 神経内科 麻酔科 外科 産婦人科 小児科
2年次 地域医療 精神科 救急科
(旭川日赤・
北見日赤)
自由選択
(内科・消化器科・循環器科・神経内科・麻酔科・外科・
産婦人科・小児科・精神神経科・耳鼻咽喉科)

<必須科目>

1)内科系28週
当院の内科系診療科4科(内科、消化器科、循環器科、神経内科)を順に研修する。内科での研修は、一般外来研修と並行して行うものとする。
また、内科系研修期間の最初には、社会人としての人格を涵養するため、他職種と合同の病院オリエンテーションにも随時参加させるものとする。

2)麻酔・救急12週(当院4週+協力病院8週)
救急診療に必要な基本的手技の習得としての麻酔研修をおこなう。手術室での麻酔研修を主として手技を取得する。
また、厚生労働省の定める医師臨床研修制度では12週以上の救急診療が必須であるため、二年次に協力病院での救急研修8週を必須とする。
3)外科10週
外科の基本的手技はどの診療科においても必要であり、また外科的救急疾患の診断から治療までを理解するため当院では10週を必修とする。
4)産婦人科5週
婦人科系疾患に関する基本的知識の習得と、婦人科特有の各種検査法および分娩や手術療法等の医療技術を研修する。他の臨床科以上に女性特有の心理・生理・羞恥心等に対する充分な配慮が求められ、プライベートな情報を得る事も多く、守秘義務を完全に果たすことが求められる。そういった面も鑑みて当院では5週を必修とする。
5)小児科5週
小児科および小児科医の役割を理解し、小児医療を適切に行うために必要な基礎知識・技能・態度を習得するため、5週を必修とする。
6)地域医療4週
2年次の初月に行う。下記の協力施設より選択し、一般外来及び在宅医療を含んだ研修を行う。
7)精神神経科4週
総合病院における精神科診療を経験し、日常診療において遭遇する可能性のある精神科疾患、精神状態を診察したり専門医への診療依頼ができるようになるための基本的態度・判断力・技術・知識を習得するための4週の必修とする。

<自由選択科目>
◎36週の期間において当院内科系診療科、外科、麻酔科、小児科、産婦人科、精神神経科、耳鼻咽喉科より自由に選択が可能
◎小児科・産婦人科については、希望があれば2週ずつ合計1ヶ月の研修も可能
◎研修医の希望に合わせて、1診療科のみの選択も可能であり、また複数の診療科を選択することも可能
◎協力病院にて標榜している診療科の研修も可能

 

区分 病院名 研修分野
 協力病院 旭川赤十字病医院  全科(※救急科必修)
北見赤十字病院
札幌医科大学附属病院  全科
北海道大学病院
社会医療法人 製鉄記念室蘭病院
社会医療法人母恋 日鋼記念病院
市立室蘭総合病院
医療法人 王子総合病院
 協力施設 医療法人 野村内科循環器科  地域医療
医療法人社団 いぶり腎泌尿器科クリニック
医療法人社団洞仁会 洞爺温泉病院
豊浦町国民健康保険病院
末永内科クリニック

 

 

 

部門別研修

( 1 ) 一般外来研修
内科:内科外来にて担当医師と共に初診患者の研修を行う。外来担当医師の監督下に診察を行う。診察症例について、上級医・指導医の評価・フィードバックを受ける。
各科:可能であれば各科の初診、再診患者の診察を研修する。診察症例について上級医・指導医の評価・フィードバックを受ける。ただし、一般外来研修の期間には含まれない。

( 2 ) 救急医療

◎ 研修医は、一般的な疾患を中心に1次から2次までの救急を指導医・上級医の監督下で研修する。平日日勤帯に限らず、夜間・土日祝祭日についても各診療科がオンコールでバックアップしている。また、担当した指導医・上級医は、適宜研修医に教育的なフィードバックをおこなう。

① 1年次については、指導医・上級医と共に対応する。指導医・上級医が初期診療を行い、見学を主体としながらトリアージ等に携わる。能力・技量が一定程度のレベルに達したあとは研修医が初期診療にあたる。

② 2年次については、夜間・土日祝祭日を含め指導医・上級医のオンコールのもと対応する。対応に迷った場合は、迷わずに適切と考える診療科の上級医・指導医にコールする。救急外来患者の帰宅の決定についても同様とする。

◎研修医の当直割当表は、副医局長が作成する。1年次は半直(副直)で週1回救急外来研修をおこなう。2年次は研修医1名あたりの日当直を月に3回おこなう。希望によりそれ以上も可能である。また、2年次においても半直(副直)による救急外来研修は可能である。

◎看護師は当直、薬剤師は半直、放射線技師、臨床検査技師はオンコール体制であるが、放射線検査、血液生化学検査、生理学的検査、緊急手術などは24時間施行可能である。

◎BLS研修、ACLS・ICLS講習会(院外)等の受講を必修としている。講習会参加費・旅費は病院が助成する。

( 3 ) 各診療科病棟研修

◎経験目標(手技、症状、疾患など)は漏れがないよう各研修科で分担を決めている。

◎症例の病歴要約及びレポートは各診療科で分担する。研修医は、診療内容などについて指導医と十分に議論し、病理結果などの不明点は病理医の意見を聞いた上で考察を行い完成する。様式 (参考1 ) は当院の規定に準じる。原則として、1症例1要約及びレポートとする。担当指導医は修正すべき点、更に考察すべき点、追加情報などを研修医にフィードバックする。

( 4 ) 臨床病理検討会( CPC )

◎ 病理解剖は、札幌医大病理部の協力により原則24時間体制で実施可能であり、研修医は可能な限り参加する。CPCは担当研修医を中心に、病理医・主治医・研修医・指導医・検査部職員などが参加し開催される。研修医のCPCへの出席は基本的に必須であり、CPCで担当した症例の臨床病理学的内容について、病理医・主治医と十分に議論を行うとともに考察し、その結果を当院の様式(参考2 )に従いレポートを作成し事務局(総務課)へ提出する。なお、提出の際には事前に指導医からの評価・署名をもらうこととする。

( 5 ) 保健・医療行政研修

◎ 地域保健・医療を必要とする患者とその家族に対し全人的に対応するために、保健所、介護老人保健施設、社会福祉施設、赤十字社血液センター、各種検診・健診の実施施設等の地域保健の現場において研修を行う。

① 保健所の役割(地域保健・健康増進への理解を含む)について理解し、実践する。

② 社会福祉施設等の役割について理解し、実践する。

( 6 ) 地域医療研修

◎ 地域医療を必要とする患者とその家族に対して、全人的に対応するために、へき地・離島診療所、中小病院・診療所等の地域医療の現場を経験すること。
① 患者が営む日常生活や居住する地域の特性に即した医療(在宅医療を含む)について理解し、実践する。
② 診療所の役割(病診連携への理解を含む)について理解し、実践する。
③ へき地・離島医療について理解し、実践する。

共通する研修方針

( 1 ) 医療安全、感染対策、医療の社会性
研修開始時オリエンテーションの他、院内で開催される職員向けの研修会において、医療安全、感染対策、保険診療、介護保険、地域医療、医薬品や医療機器の安全研修等について講習を受ける。医療安全・院内感染対策に関する委員会及び院内災害実動訓練への参加を義務付ける。また、日本赤十字社北海道支部主催の災害救護演習への参加を推奨する。

( 2 ) 医師としての基本的姿勢・態度
チーム医療の一員としての役割を理解し、他職種と協調して診療することを学ぶため、院内の医療チーム(緩和ケアチーム、感染対策チーム、栄養サポートチーム、 褥瘡対策チーム等)の活動に参加しチーム医療を学ぶ。

( 3 ) インフォームドコンセント( IC )
研修期間を通し指導医とともにICを経験する。指導医に同席し見学を実施したのち、指導医の監督の下で一定程度を自ら実施する。実施後は、指導医からの評価・フィードバックを受ける。

( 4 ) 基本的臨床検査

研修期間内に各科での臨床検査研修の他、病理、臨床検査室での研修を行い、基本的臨床検査に関する知識・技術を身につける。
【研修項目】
①一般検査 ( 尿検査主体 ) ②血液検査 ③生化・免疫学検査 ④輸血関連(血液型・交差試験) ⑤微生物検査 ( 染色・培養主体 ) ⑥生理機能検査(心電図・肺機能・超音波) ⑦細胞診・病理検査
※研修後は、評価表に自己評価を記入し、担当技師および臨床検査課長の署名・捺印を受ける。

( 5 ) 基本的手技

各科研修プログラムにおける手技指導の他、シミュレーターでの研修も可能な手技もある。必要なシミュミレータ―については、臨床研修管理委員会で決議の後に購入も可能である。

( 6 ) 医療記録

診療録の作成、紹介状の作成、診断書の作成を経験する。作成時には、内容の指導医による承認が必要である。死亡診断書については、指導医の立会いの下で作成を経験し記載方法について学ぶ。

( 7 ) 診療計画

指導医とともに診療計画の作成を経験する。入院時には指導医とともに入院計画書を作成し、また退院時にも退院計画書の作成にも携わる。

( 8 ) 終末期医療

患者さんに対する心理社会的側面への配慮、告知をめぐる諸問題へ配慮、死生観・宗教観などへの配慮について学ぶ。また、臨終に立ち会い適切な対応方法を修得する。緩和ケア研修会の参加も推奨する。

 

研修の評価

1.評価者と評価方法
( 1 ) ローテートする診療科の各科指導責任者による評価
当院の評価票で各診療科終了時に行う。また、定められた要約及びレポートの評価を行う。年2回、研修分野ごとの評価票のまとめを臨床研修医にフィードバックする。指導医の条件を満たす医師が不在な選択科については、各診療科上級医より評価の報告を受けたプログラム責任者が最終的な評価を行う。
( 2 ) 指導医・上級医・指導者による評価
◎「指導医による研修医の評価票」を用いて評価する。
◎ 看護師、各メディカルスタッフも同様に評価票を用いて評価する。
( 3 ) 研修医自身の自己評価
◎ 初期臨床研修手帳による自己評価を各診療科終了時に記載する。
◎「研修医の自己評価票」を用い、研修医自身で自己評価を行う。

2.評価の仕組み
◎ プログラム責任者及び臨床研修委員会は、各種書類、資料、評価結果を回収、整理する。形成的評価は、プログラム責任者により研修医本人へフィードバックする。また、臨床研修プログラム自体の形成的評価を年2回行う。
◎ 研修修了時における2年間の総括的評価は、資料よりプログラム責任者と臨床研修担当事務で評価原案を作成する。評価原案は臨床研修管理委員会で検討さ れ、最終的な評価が決定される。

保管する研修医評価書類等
◎ 事務局(総務課)にて保管
① 病歴要約及び症例レポート、病態診断レポート、CPCレポート、外科レポートなど2年次の修了までに提出を求められているレポート。(指導医の確認・押印が必要)
② 2年間の学術的研修記録、書類締切などに対する評価、参加が義務付けられているカンファレンスの出欠リスト、サマリーの作成状況・内容の評価
③ CPC出席、講演会・レクチャーへの参加、口演・論文発表などの記録(プログラム・抄録のコピー、論文は別刷りを添付)等、研修医に提出が要求される各種書類の提出状況の把握
④ 指導医・指導者による研修医評価表及び研修医の自己評価票

3.研修終了の認定
   2 年間の全プログラムの終了時に、研修管理委員会において目標達成度の確認及び総括的評価を行い、研修管理委員会の委員から合議を得て修了が認められた研修医には病院長から臨床研修修了認定証が交付される。
4.研修修了時に不十分な時の対応
◎ 到達度評価が未到達の場合、研修期間中に到達できるようにプログラム責任者、評価者と臨床研修委員会が中心となって、研修医と共に対策をたてる。
◎ プログラム責任者は、研修医が臨床研修修了基準に満たない恐れがある場合には事前に臨床研修管理委員会などへ報告・相談し、対策を講じ記録に残す。休止期間の上限を超える場合は、休日・夜間当直や選択科目期間の利用等により履修期間を満たすように努める。達成項目、レポート作成で不足する場合には、選択研修期間内に達成できるよう調整する。
◎ それでも臨床研修管理委員会による評価の結果、研修医が臨床研修を修了していると認められなかった場合(未修了)は、当院院長が当該研修医に対してその理由を付けて、その旨を文書で通知する。また、未修了の場合には原則として当院の臨床研修プログラムを引き続き継続し、修了基準を到達出来るよう不足する期間・項目などの研修を行う。

4.募集定員

定員は、1年次2年次ともに2名とし、また選考方法は医師臨床研修マッチング協議会を通じた募集とする。また直接申込みされる場合は下記によるものとする。 

 

5.研修医の処遇

伊達赤十字病院における研修期間の処遇については次のとおり。

身  分 常勤嘱託医師(研修医)
給  与 1年次55万円、2年次60万円 (月額税込み)
勤務時間 8時25分から17時00分まで
休  日 日曜日、祝日、土曜日、年末年始等、開院記念日(8月28日)、夏季休暇有
救急日当直 1年次 周1回の半直
2年次 月1回の日直、2週に1回程度
時間外勤務 勤務する場合がある
年次有給休暇 1年目=就業後6ヶ月を超えて10日、2年目=11日
社会保険 健康保険・厚生年金・労働保険・労災保険加入
宿  舎 あり (社宅料徴収) 病院内研修医室 :あり
健康保険 職員定期健康診断 年1回
医師賠償責任保険 病院において一括加入
兼業禁止 「総合病院伊達赤十字病院 就業規則」にに則り、兼業は禁止とする。院長の許可なくして、官公署、学校、病院、診療所、会社、団体等の有給職員となり、又は病院の業務の妨げとなる恐れのある業務に従事してはならない。また、職員が公職に就こうとする時は、任免の権限を有する者の承認を受けなければならない。

6.募集および選考方法

医師臨床研修マッチング協議会を通じ募集をしているので、これを利用して下さい。
また直接申込みされる場合は下記によるものとする。

応募先 〒052-8577 伊達市末永町81番地
総合病院 伊達赤十字病院(総務課人事係)
TEL 0142-23-2211 FAX 0142-23-5249
e-MAIL jrc.date@ninus.ocn.ne.jp
必要書類 履歴書、医師免許証又は卒業見込み証明書、成績証明書、健康診断書。
選考方法 面接により研修管理委員会が評価を行い、病院長が決定する。
応募締切 毎年2月末日
選考日 応募者へ別途連絡する。
研修開始日 4月1日

8.施設見学を希望される方

当院を見学希望の方は下記連絡先にお申込下さい。

当院では、医学生の方のご希望どおりの見学が提供できるよう、事前に以下のことをお聞きしております。お申込の際、必ずお知らせください。

  1. 氏名、大学、出身地
  2. 見学日、見学日数
  3. 交通手段、出発地
  4. 伊達市到着時間

・交通費

当院の見学スケジュールに該当する場合支給

連絡先 〒052-8511 伊達市末永町81番地
総合病院 伊達赤十字病院(総務課人事係)
TEL 0142-23-2211 FAX 0142-23-5249
E-mail jrc.date@ninus.ocn.ne.jp

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