0142-23-2211 Japanese Red Cross Society
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臨床研修病院としての役割と理念・基本方針

1.臨床研修病院としての役割

当院は、西胆振における唯一の基幹病院であり、地域住民から信頼され地域の医療福祉の向上に努めていく義務がある。また、将来を担う次世代の良医を養成する役割も併せ持っており、病院全体として医師の臨床研修を積極的にサポートする。

2.臨床研修の目的及び理念

当院での研修を通して、医師としての人格および社会人としての人格を涵養する。

一般的な診療において頻繁に関わる外傷・疾患に適切に対応できるように、プライマリ・ケアの基本および基礎的知識・技術・態度などの基本的診療能力を身につけると共に、医学及び医療の果たすべき社会的役割を認識し、患者の心理・社会的側面を配慮した適切な全人的医療をチームのメンバーと協力しながら提供できる医師を目指す。

3.基本方針

臨床研修プログラムでは、厚生労働省が示す行動目標、経験目標を、必修科の研修カリキュラムの中で達成できるように企図した。次のような資質をもつ医療人を育成する。

( 1 ) 人間性豊かである
 幅広い教養を持った感性豊かな人間性を備え、深い洞察力と倫理観、生命の尊厳について適切な理解と認識を持つ。基本的人権の尊重に努め、自らはプロフェッショナルの一人である責任を自覚する。

( 2 ) 医療全般にわたる広い視野と高い見識を持てる
 医学、医療の全般にわたる広い視野と高い見識を持ち、常に科学的妥当性に基づきながら、将来専門とする分野に関わらず臨床に必要なプライマリ・ケアの基本的診療能力(態度、技能、知識)を習得する。

( 3 ) 患者の立場に立った医療を実践できる
 医師としての人格を涵養し、患者から人間としても信頼される思いやりの心を持った謙虚な医療人となり、患者と一体となって、患者中心・患者本位の全人的医療の推進に努める。患者の人格と権利を尊重する。

( 4 ) チーム医療ができる
 自己の能力の限界を自覚し、病院内の各職種・各職員と連携を密にし、チーム医療の推進に努める。また、将来はチーム医療のコーディネーターとして責任ある行動を行う。

( 5 ) 生涯学習を継続する
 質の高い医療が提供できるよう、生涯を通じて教育・学習を続ける態度と習慣やしない高度な医療技術の修得に努める。また、後輩を育成することによって、自らが学ぶ姿勢を有する。

( 6 ) 地域医療に貢献できる
 地域医療に関心を持ち、健康の保持、疾病の予防から社会復帰に至る医療全般の責任を有することを自覚し、行動する。

( 7 ) 公的中核病院の責務を理解・実践できる
 医療の公共性を理解し、全体の奉仕者として、常に公平な職務の執行に当たる。

4.研修医の責務

当院で研修を行う研修医は、当院の理念、基本方針をよく理解し、医師としての自己研鑽に努める責務を有する。また、社会人としての責任を持ち、自覚のある行動を行わなければならない。

5.病院概要と臨床研修病院としての特徴

当院は、支笏洞爺国立公園の洞爺湖周辺に位置する4市町(胆振西部地域、人口約5万2千人)を主な医療圏とした地域中核病院です。予防医療から高度医療までの包括医療を提供するとともに、臨床研修指定病院、地域がん診療連携指定病院として、地域の医療水準向上に大きな役割を果たしています。

気候温暖で「北の湘南」と呼ばれる、人口約3万6千人の伊達市にあります。噴火湾、有珠山、洞爺湖、田園地帯に囲まれて、海、山の幸にめぐまれ、温泉もあり大変風光明媚で住み易い町です。当院は、昭和15年の創立以来、この地域唯一の総合病院として、地域医療に貢献して参りました。当院の特徴としては、第一に地元医師会と共同で運営している24時間、365日無休のER型の救急センターが挙げられます。この地域のほとんどの1次、2次救急の患者さんが当院に集まり、受診した全ての患者さんに対応しております。年間救急患者数は約6千人、救急車搬送台数は約600台で全科のあらゆるcommon disease、外傷等の救急疾患を経験することが出来ます。

次に内科系科として、一般内科、消化器科、循環器科、神経内科があり、内科系全般のcommon diseaseが豊富であり、医師としての基本的診察手技、診断手技、知識を身につける為の充実した研修を提供出来ます。その上各科共、専門分野として最先端のレベルの医療を行っております。その他では、外科、整形外科、麻酔科(ペインクリニック)、精神神経科の症例数も多く充分な研修が受けられます。また、選択科目として小児科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科の研修も可能です。当院のみで十分な研修が可能と考えられますが、希望があれば2年次には協力病院での研修も可能なプログラムとなっています。

当院は中規模の病院ですが、研修医の定員は2名と少ないので研修医1人当りの症例数は研修にあたり十分と考えます。当院は地方の第一線の臨床を担っています。その地域医療を担っている指導医によるマンツーマンな指導体制のもとで研修ができます。 医師数30数人と少なく、すぐ顔も覚えられます。また、コメディカルも家族的雰囲気であり、コミュニケーションがとり易い。

 

( 1 ) 許可病床数
一般病床(急性期病床) 227床
精神科病床         60床
療養病床                  44床
地域包括ケア病床      43床
計374床

( 2 ) 診療科目
・一般内科  ・神経内科   ・呼吸器科   ・消化器科   ・循環器科
・外科     ・小児科    ・産婦人科    ・精神神経科  ・整形外科
・皮膚科   ・耳鼻咽喉科  ・眼科       ・泌尿器科      ・麻酔科
・放射線科  ・リハビリテーション科

( 3 ) 学会認定施設

・日本内科学会教育関連病院
・日本循環器学会研修施設
・日本精神神経学会専門医制度研修施設
・日本消化器病学会認定施設
・日本消化器内視鏡学会指導施設
・日本外科学会修練施設
・日本麻酔学会麻酔科認定病院
・日本眼科学会専門医研修施設
・日本乳癌学会関連施設
・日本整形外科学会研修施設
・日本経腸学会稼働認定施設(NST)
・日本栄養療法推進協議会「NST稼働施設」
・日本消化器外科学会関連施設
・母体保護法医師指定基準研修関連病院
・日本ペインクリニック学会指定研修施設
・日本神経学会准教育施設

( 4 ) 施設基準等
・脊髄刺激装置植込術
・経皮的中隔心筋焼灼術
・大動脈バルーンパンピング(IABP法)
・ペースメーカー移植術および交換術
・体外衝撃波結石破砕術

( 5 ) 指定医療機関
・救急指定病院
・健康保険法保険医療機関
・労働者災害補償保険指定医療機関
・国民健康保険医療機関
・生活保護法指定医療期間
・身体障害者福祉法指定医療機関
・中央労働災害防止協会健康診断機関
・精神保健福祉法指定病院
・災害拠点病院
・北海道がん診療連携指定病院

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