消化器科
当科では、医師の自己研鑽及び社会貢献に資する為の臨床研究を行っております。
研究への同意(インフォームド・コンセント)と拒否(オプトアウト)について
当科では、通常臨床研究を実施する際には、文書もしくは口頭で説明を行い、患者さんからの同意(インフォームド・コンセント)を得た上で実施しておりますが、国が定めた指針「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」(文部科学省・厚生労働省 平成26年12月22日)より、新たに試料・情報を取得して研究を実施しようとする場合のうち、患者さんへの侵襲や介入がなく、診療情報等の情報のみを用いる研究、余った検体のみを用いる研究は、対象となる患者さん一人ひとりからインフォームド・コンセントを受けなくてもよいとされています。その場合、研究に用いられる情報の利用目的を含む当該研究についての情報を研究対象者に通知し、または公開し、研究が実施または継続されることについて、研究対象者等が拒否(オプトアウト)できる機会を保障しなければなりません。
このことから、当科では現在行っている以下の研究について情報開示し、ご同意いただけない患者さんからのオプトアウトを受付ております。ご不明な点、お問合せは下記相談窓口までお尋ねください。
現在研究中の課題
【研究課題名】消化器内視鏡に関連した偶発症の全国調査
研究課題名 | 超音波内視鏡下穿刺吸引法の偶発症に関する実態調査多施設共同研究 |
研究責任者 | 副院長兼第一消化器科部長 久居弘幸 |
共同研究機関 | (研究代表施設・代表研究者) 東北大学大学院 消化器病態学分野 教授 正宗 淳 (参加施設:共同研究者)順不同 富山大学 安田一朗 独協医科大学 入澤篤志 JA尾道総合病院 花田敬士 和歌山県立医科大学 北野雅之 手稲渓仁会病院 潟沼朗生 埼玉医科大学国際医療センター 良沢昭銘 順天堂大学 伊佐山浩通 日本大学板橋病院 今津博雄 横浜市立大学 窪田賢輔 伊達赤十字病院 久居弘幸 久留米大学 岡部義信 愛知県がんセンター中央病院 原 和生 福島県立会津医療センター 渋川悟朗 大阪国際がんセンター 蘆田玲子 岡山大学 加藤博也 東京大学 中井陽介 岐阜大学 岩下拓司 近畿大学 竹中 完 香川大学 鎌田英紀 金沢大学 大坪公士郎 帝京大学溝口病院 土井晋平 |
目標患者数 | 約200人 |
研究実施期間 | IRB承認日から2023年12月31日まで(但し、研究修了予定時にCRFの未回収データが残存する場合には延期する予定です。 |
研究目的 | 本研究の目的は、病理組織学的診断目的に超音波内視鏡下穿刺吸引法(Endoscopic ultrasonography needle aspiration : EUS-FNA)を施行し偶発症を来した症例の臨床的特徴を明らかにすることです。 |
研究の意義 |
本研究は、病理組織学的診断目的にEUS-FNAを施行し偶発症を来した症例の臨床的特徴を明らかにすることで、EUS-FNAを受ける患者さんへの重要な情報提供を可能にし、偶発症発生を予防するための戦略をたてる可能性が期待されます。 |
対象患者 |
2012年1月~2017年12月までに病理組織学的診断目的にEUS-FNAを施行した症例、並びに偶発症を来した症例、穿刺の有無は問いません。 |
問合せ先 |
【研究担当者】 久居 弘幸(医師) 総合病院伊達赤十字病院 副院長兼第一消化器科部長 【ご意見・苦情・オプトアウト相談窓口】(臨床研究・診療内容に関する事は除く) 総務課長 室橋 0142(23)2211(内線)205 受付時間 月~金 9:00~17:00(祝祭日及び当院の定めた休日を除く) |
研究課題名 | 内視鏡的逆行性膵胆管造影(ERCP)関連手技における出血・穿孔例に対するcovered self-expandable covered metallic stent 留置術の有用性と安全性に関する実態調査 |
研究代表者・責任者 | 副院長兼第一消化器科部長 久居弘幸 |
目標症例数 | 17例(内視鏡的乳頭括約筋切開術による出血11例、ERCP関連手技による穿孔6例) |
研究実施期間 | IRB承認までとしますが、承認が得られれば期間延長もありえます。 |
研究目的 | 本研究の目的は、胆膵疾患の診断・治療目的に内視鏡的逆行性膵胆管造影検査(ERCP)を施行され、偶発症である出血、穿孔を来した症例に対する胆管covered self-expandable metal stent(CSEMS)の有用性と安全性について明らかにすることです。 |
研究の意義 |
本研究は、ERCP関連手技により、出血、穿孔を来した症例に対し、CSEMS留置を施行した症例の有用性と安全性を明らかにすることで、ERCPを受ける患者さんへの重要な情報提供を可能にし、偶発症発生した際の戦略をたてる可能性が期待されます。 |
対象患者 |
2011年5月~2019年2月までにERCP関連手技による出血、穿孔例に対し、CSEMSを留置した方 |
問合せ先 |
【研究担当者】 久居 弘幸(医師) 総合病院伊達赤十字病院 副院長兼第一消化器科部長 【ご意見・苦情・オプトアウト相談窓口】(臨床研究・診療内容に関する事は除く) 総務課長 室橋 0142(23)2211(内線)205 受付時間 月~金 9:00~17:00(祝祭日及び当院の定めた休日を除く) |
研究課題名 | Stage ⅠA 膵癌の実態調査 |
研究代表者・責任者 | 副院長兼第一消化器科部長 久居弘幸 |
共同研究者 |
(順不同) 伊達赤十字病院 消化器科 久居弘幸 伊達赤十字病院 消化器科 櫻井 環 伊達赤十字病院 消化器科 渡邊晃一 伊達赤十字病院 消化器科 飴田咲貴 伊達赤十字病院 内科 小柴 裕 |
目標症例数 | 10例(当院で切除7例、他院で切除3例) |
研究実施期間 | IRB承認までとしますが、承認が得られれば期間延長もありえます。 |
研究目的・意義 | 本研究の目的は、Stage ⅠA膵癌の実態調査を行うことで、予後不良な膵癌の早期診断・治療の在り方、地方病院の重要性、病診連携などについて明らかにすることです。 |
研究の概要 |
切除にて診断が得られているStage ⅠA膵癌を集積し、その臨床病理学的検討を行うことで、今後の早期診断・治療の在り方を再検討し、予後改善のための戦略をたてることができます。 |
対象患者 |
2011年5月~2019年2月までにERCP関連手技による出血、穿孔例に対し、CSEMSを留置した方 |
問合せ先 |
【研究担当者】 久居 弘幸(医師) 総合病院伊達赤十字病院 副院長兼第一消化器科部長 【ご意見・苦情・オプトアウト相談窓口】(臨床研究・診療内容に関する事は除く) 総務課長 室橋 0142(23)2211(内線)205 受付時間 月~金 9:00~17:00(祝祭日及び当院の定めた休日を除く) |