看護部理念
人道を基盤に、質の高い心のこもった看護を提供いたします。
基本方針
- 患者様の立場に立った満足度の高い看護を提供いたします。
- 常に自己研鑽し、看護の向上に努めます。
- 保健・医療・福祉チームの一員として地域の連携を図り、地域住民の健康維持に努めます。
- 看護教育実習施設としての環境を整えます。
看護部長挨拶
そっと寄り添い、心のこもった看護ができる
私たちは、「地域のみなさまに信頼される医療」という病院理念のもと、地域の方々が住み慣れた場所で安心して生活していけるように退院後の生活支援も含めた看護の提供に努めております。
また、すべての人を大切にし、そっと寄り添い、心のこもった看護を提供しながら、地域の方々から信頼され、地域に求められる病院に貢献できる看護部となれるよう努めております。
人材育成は、赤十字キャリア開発ラダーをもとに、各職員に合わせた院内研修の充実と看護専門職として自己研鑽できるように院外研修受講支援も行っております。看護師一人ひとりが自己の能力を活かしながら成長できる組織づくりに取り組んでおります。
私たちと一緒にあたたかい看護の担い手になりませんか。一緒に看護できることを楽しみにしております。
伊達赤十字病院 看護部長 藤川満里子
伊達赤十字病院看護部の概要
- 看護師長 11名
- 看護係長 18名
- 看護師・助産師
※健診、訪問看護ステーション、入退院支援センター含 - 准看護師
- 看護助手
看護単位 9単位 (病棟6、外来、透析室、手術室) | |
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一般病棟(3・4・6階病棟) | 入院基本料 7対1 |
障害者病棟(西3階病棟) | 入院基本料 10対1 |
療養病棟(7階病棟) | 入院基本料 20対1 |
地域包括ケア病棟(5階病棟) | 入院基本料 13対1 |
看護の体制 | |
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勤務形態 | |
3交替制 | 一般病棟、障がい者病棟、療養病棟 |
日勤 8:25~17:00 準夜勤 16:25~1:00 深夜勤 0:30~9:05 | |
看護方式 固定チームナーシング |
救急外来 | |
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変則2交替制 | 日勤8:25~17:00 夜勤 16:25~9:05 |
看護師長 1名(看護師長、看護係長の輪番)、看護師 1名(外来看護師の輪番) |
病棟紹介
3階病棟 看護師長 今 多香子
当病棟は神経内科、産婦人科、小児科、麻酔科、眼科のベッド数36床混合病棟です。新生児から老年期までのすべての年齢層の患者様が、診断・治療・手術・分娩・リハビリ等で入院されています。
在宅療養と入院とを繰り返す患者様が多く、それぞれの方が、より良い選択で治療・療養できるように、個別性のある寄り添う看護を心がけています。
西3階病棟(障害者病棟) 看護師長 花田 美雪
当病棟は、重度の肢体不自由、神経難病、重度の意識障害などの患者様が医療を受けながら長期療養できる病棟です。病気という制約のある中でどうしても単調になりがちな日常に、季節感を感じることができるよう、節分や七夕、クリスマスなどの行事を行っています。行事の際の患者様の笑顔、笑い声に私たちも元気を頂いています。
少しでも心地良いと感じられるような時間や空間、ケアを提供できるような病棟作りを目指しています。
4階病棟 看護師長 早川 紀子
当病棟は消化器科・外科・耳鼻科の一般急性期病棟です。がん治療や検査、外科・耳鼻科的治療を受けられる患者様が入院されています。がん専門看護師と連携し痛みや不安を緩和するためのケアの提供や、皮膚排泄ケア認定看護師と共同しストーマ(人工肛門)ケア・創傷(褥瘡やがんによる皮膚症状)ケアを実施しています。
患者参画型看護計画に沿って患者様やご家族のニーズに寄り添い、一緒に考えていく看護を心がけ、多職種とともに退院後も安全・安楽な生活を送れるよう支援させていただきます。
5階病棟(地域包括ケア病棟) 看護師長 安部 恵理子
5階病棟は、平成30年2月に地域包括ケア病棟として開設されました。急性期治療を経過し、病状が安定した患者さんに対して、在宅や介護施設への復帰支援に向けた医療や支援を行っています。
MSW、退院支援部門、薬局、リハビリなど他職種で協力し、患者様の望む療養環境で過ごせるよう支援させていただきます。
6階病棟 看護師長 明田 尚美
当病棟は、循環器内科、消化器科、内科を対象とした44床の急性期病棟です。
がん治療や緊急入院により、検査・治療を受けられる患者様が入院されています。
患者様の気持ちに寄り添い、心のこもった看護の提供を目指しています。また、入院時から退院後の生活の場についてご家族とともに考えながら、退院を目標に看護を行っています。
7階病棟(医療療養病棟) 看護師長 山内 智子
当病棟は、ベッド数44床の療養病棟です。病気の症状が安定し長期療養が必要な患者様、在宅復帰に向けリハビリが必要な患者様、施設入所のため待機される患者様などが入院されております。患者様への日常生活援助は、看護師15名、看護補助者6名で行っております。患者様・ご家族様の思いを尊重し信頼関係を大切にしながら、笑顔で心のこもった看護の提供を目標としています。
外来 看護師長 吉田 綾
当院の外来は17科(休診科含む)が診療を行っており、1日400名程度の方が受診されております。出張医師を含め、各科とも少人数の医師での診療となっており、待ち時間短縮のため、やむを得ず完全予約制とさせていただいている科もあります。
各科外来の他、内視鏡検査室、化学療法室、緩和ケア外来、ストーマ外来、リンパ浮腫外来、フットケア外来など、専門看護師・認定看護師など専門的キャリアを持った看護師が中心となり、在宅療養支援を行っております。また、家庭での応急処置方法や病院内の情報発信として、2013年より「外来かわらばん」を定期的に作成して、各科外来に提示しております。必要な内容は持ち帰ることも可能としておりますので、どうぞご利用ください。
入退院支援センター
救急外来
当院は救急二次指定病院となっており、休日・夜間も診療可能です。
胆振西部医師会急病センターも兼ねており、胆振西部医師会、大学出張医、当院医師が交替で365日診療にあたっております。当院では救急部という体制は取っていないため、日中の救急対応は各外来で行っています。そのため日中の救急対応にはご不便をおかけしております。
救急外来は急を要する患者対応を優先させて頂いています。急な症状の時にご利用ください。緊急を要しない専門的な検査や診察は診療時間内に受診をお願いしておりますので、ご了承ください。
手術室
看護師長 碁石 久
手術室では、8名のスタッフで手術に対応させていただいております。
手術前に患者様の病室を訪問しています。手術への疑問点や不安なこと、どんなことでもお気軽におたずね下さい。
患者様が安心して、安全な手術を受けられることを第一に考え、看護させていただきます。
術前カンファレンスや術後カンファレンスを行い、スタッフ同士で話し合いを重ねることで、日々の看護実践へ活かしています。
人工透析センター
看護教育について
新人教育について
新人看護師研修責任者 木元 早苗
新人看護師教育は、看護部の理念である「人道を基盤に、質の高い、心のこもった看護の提供」に基づき、「社会人・組織人・赤十字人としても自覚を持ち、看護業務を遂行する能力を養う」ことを目的に、「赤十字看護師のキャリア開発ラダー」に基づいた内容と、加えて伊達市と近隣の市町村への理解を深めて今後の看護活動に生かして頂けるような内容にしています。講師は、医師・専門看護師・各認定看護師・ラダーⅢ以上取得者・看護管理者、コ・メディカルスタッフなどが担当しています。
継続教育としてはプリセプター・エルダー・教育担当者の教育とそのフォローアップ研修を実施しています。
キャリア開発ラダーと継続教育
ラダー研修企画委員会
当病院では「赤十字施設の看護師キャリア開発ラダー」を取り入れ、それに基づいて様々な研修を企画・実践しています。
内容は、「赤十字」「臨床看護実践」「マネジメント」「教育・研究」「グローバルヘルス」の5つの領域に分かれ、各人のペースで受講し到達目標を目指します。ラダーの取得は、より質の高い看護・医療の提供に繋がるとともに、赤十字看護師としての成長、自信やセルフエフィカシーの向上に繋がっています。講師は院外から招いたり、専門看護師・各認定看護師・各療養指導士・看護管理者、コ・メディカルスタッフなどが担当し、魅力的な研修になるよう努めています。
また、ラダー研修以外にも、卒後2~3年目の看護師を対象に、より現場に即した知識・技術の修得に繋がるような研修も企画しています。
その他(認定看護師、専門外来等)
がん看護専門看護師:鶴見 紘子(2012年認定)
私の役割は、がんと診断された患者様とご家族様が、ご自身の病気やそれに対する治療について理解を深めたり、ご自身が大切にしたいこと、していること(譲れないこと)も考えて、病気と付き合いながらどのような生活をしていきたいのかを描き、患者様が納得した治療や療養の場を選択できるようにサポートすることです。医療者に声を掛けることはとても勇気のいる行為だと思いますが、何か心配なこと、良く分からないけど話を聴いて欲しい等ありましたら、是非、遠慮なくお声掛け下さったら嬉しいです。
がん性疼痛看護認定看護師:星 るみ子(2008年認定)
病気による身体や心の痛みは闘病意欲や生活の質を低下させてしまいます。身体の苦痛の緩和は段階をおって治療していきます。患者様と話し合いながら、主治医と協働し苦痛が緩和されるよう尽力していきたいと思います。
また、リンパ浮腫保険診療士としてリンパ浮腫患者様の相談にも対応しております。
緩和ケア認定看護師:土門 麻記子(2008年認定)
緩和ケアは病気と診断されたときから、治療中そして終末期と病気のすべての過程において提供されるケアです。私の役割は、専門的な知識や技術を用いて患者様のからだや心の痛みを緩和し、病気になっても「その人らしく生きる」お手伝いをすることです。また、自分の大切な人が病気になり、苦しんでいるご家族の力になることも役割の1つです。
出張医(ひじり在宅クリニック院長:岡本医師)の緩和ケア外来が、毎週火曜日午後からありますので、いつでもご相談ください。
皮膚・排泄ケア認定看護:三橋 真奈美(2011年認定)、谷口 真紀(2017年認定)
排泄に起因するスキントラブルや褥瘡(じょくそう:床ずれ)のケア、失禁などの排泄ケア、ストーマ(人工肛門)のケアを専門として活動しています。月1回のストーマ外来を担当し、病棟だけでなく外来患者様の相談にも対応しています。質の高い看護を提供するため、日々自己研鑽に励み、地域の皆様のニーズに応えられるようにしていきます。
がん化学療法看護認定看護師:鈴木 恵(2013年認定)
がん治療において抗がん剤治療は重要な役割を果たしていますが、同時に副作用などにより今までの日常生活に影響が出る可能性があります。治療が計画通り安全に実施され、少しでも穏やかに過ごせるよう、必要な情報をわかりやすく説明したりお手伝いをさせていただきます。複数回繰り返す治療ですので、何度かお顔を合わせることがあるかと思います。いつでもお声がけ下さい。
感染管理認定看護師:松浦 英樹(2014年認定)
日々発展を続ける医療環境の中で、病院感染のコントロールは病院における大きな課題となっています。患者様・来訪者・医療従事者・施設環境を対象に、感染に対するリスクを最小限に抑えるため、効果的な感染管理を計画し、安全な病院環境管理を担えることを目的に活動しております。また、地 域の感染対策向上も目指していきたいと考えております。
流行している感染症や何か気になることがございましたら、お気軽に御連絡下さい
糖尿病看護認定看護師:中井 じゅん(2014年認定)
糖尿病の方とそのご家族がその人らしく生活できるよう、よくお話を聴きながら一緒にセルフケアを考え支援していきたいと考えています。
フットケア外来では糖尿病の方の足を守り、透析予防指導では腎症が進行しないよう療養指導を行っています。また、糖尿病の基本を明るく楽しく学べるよう、年4回糖尿病教室を開催しています。
手術看護認定看護師:木村 明日香(2019年認定)
手術室という特殊性のある分野で患者様に寄り添った看護を目指し、実践しています。手術室だけではなく医師や他部署との連携を強化していくことで、安全・安心な手術を患者様に提供できるよう活動しています。手術に関することなど、遠慮なくご相談ください。
認知症看護認定看護師:井戸川 ひとみ(2020年認定)
認知症ケアチーム、神経内科ものわすれ外来、入退院支援センターで入院時から認知症の方の看護に関わる活動をしています。
認知症の方が混乱せずに安心して入院療養生活を送れ、入院前の認知機能や日常生活能力を維持したまま退院できるよう、各病棟のスタッフと相談しながら支援しています。患者さんとその家族、スタッフが笑顔で過ごすことが出来るように、認知症ケアの実践に取り組んでまいります。ご質問やご相談の際は、お気軽にお問合せください。