2025年11月22日(土)室蘭民報の伊達民報欄にて、第二循環器科部長の小笠原大介医師による定期コラムの第五弾が掲載されました。
コラムのテーマは「みんなで学ぼう 循環器疾患」。全5回にわたって、循環器疾患に関する医療情報が提供されます。
第5回目のテーマは「睡眠時無呼吸症候群」。
睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に空気の通り道である上気道が狭くなることで、無呼吸や大きないびきを繰り返す病気です。
この状態が続くと睡眠が浅くなり、起床時の頭痛や日中の眠気、集中力の低下など、日常生活にもさまざまな影響を及ぼすようになります。
当院では睡眠中の無呼吸の回数や状態を調べる検査や重症の方には CPAP(シーパップ) と呼ばれるマスクを装着して
気道を確保する治療についても詳しい情報をご提供しています。
睡眠中の状態は自分では気づきにくく、ご家族やパートナーからの指摘で初めて気づくことが少なくありません。
また、症状を放置して重症化すると、交通事故のリスク増加や生命に関わる病気の発症リスクにつながるため、早期の診断と治療は将来の健康に大きな影響をもたらします。
気になる症状がある方はもちろん、健康について改めて学びたい方にもぜひご一読いただきたいです。
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