外来診療実績
2010年度 | 2011年度 | 2012年度 | 2013年度 | 2014年度 | 2015年度 | 2016年度 | 2017年度 | |
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外来総延数 | 4,302 | 4,960 | 6,832 | 7,597 | 6,858 | 8,271 | 8,498 | 8,723 |
初診患者数 | 716 | 718 | 736 | 765 | 757 | 794 | 799 | 799 |
紹介状件数 | 134 | 166 | 211 | 214 | 290 | 230 | 256 | 247 |
救急車件数 | 98 | 94 | 107 | 114 | 81 | 121 | 105 | 107 |
入院診療実績
【年間入院患者】 | 2010年度 | 2011年度 | 2012年度 | 2013年度 | 2014年度 | 2015年度 | 2016年度 | 2017年度 | |
■一般病棟 | 136 | 227 | 250 | 260 | 309 | 318 | 326 | 325 | |
脳血管障害 | 50 | 82 | 107 | 92 | 101 | 94 | 91 | 89 | |
神経変性疾患 | 筋委縮性側索硬化症 | 1 | 1 | 2 | 6 | 9 | 11 | 28 | 29 |
パーキンソン病 | 18 | 66 | 47 | 55 | 66 | 74 | 64 | 63 | |
他のパーキンソニズム | 0 | 2 | 2 | 8 | 3 | 7 | 8 | 5 | |
多系統萎縮症 | 1 | 4 | 3 | 5 | 1 | 3 | 1 | 0 | |
脊髄小脳変性症 | 3 | 7 | 4 | 5 | 3 | 4 | 6 | 7 | |
その他 | 1 | 1 | 2 | 1 | 1 | 1 | 0 | 3 | |
小 計 | 24 | 81 | 68 | 81 | 83 | 101 | 107 | 109 | |
免疫関連性中枢神経疾患 | 1 | 6 | 3 | 3 | 15 | 14 | 23 | 14 | |
末梢神経疾患 | 11 | 7 | 18 | 9 | 8 | 24 | 10 | 17 | |
筋疾患 | 1 | 3 | 11 | 8 | 13 | 26 | 14 | 25 | |
神経感染症、脳症 | 3 | 1 | 0 | 3 | 3 | 5 | 5 | 1 | |
てんかん | 10 | 11 | 13 | 12 | 15 | 7 | 11 | 16 | |
腫瘍 | 1 | 2 | 2 | 2 | 4 | 2 | 4 | 3 | |
中毒性神経疾患 | 2 | 2 | 5 | 1 | 6 | 8 | 0 | 4 | |
内科疾患、代謝性疾患に伴う神経障害 | 2 | 6 | 5 | 15 | 20 | 25 | 19 | 12 | |
その他 | 31 | 26 | 26 | 34 | 41 | 11 | 1 | 35 | |
■障害者病棟 | 27 | 67 | 69 | 42 | 29 | 63 | 37 | 21 | |
■療養病棟 | ー | ー | ー | ー | 8 | 20 | 19 | 34 |
受診を考える症状
- 頭痛
- もの忘れ
- しびれ、むずむずする
- めまい
- 手足が勝手に動く、ふるえる
- うまく力が入らない
- 歩きにくい、ふらつく
- むせる
- 喋りにくい、呂律が回らない
- けいれん
- ものが二重に見える
- 意識がない
神経内科では症状を診察して、脳・脊髄・末梢神経・筋肉など病変部位を診断します。
症状がどのように出現したかも病気の診断と治療に強く関わっています。あるとき急に発症したとき、日単位で悪化するときは早めに受診してください。
代表的な神経内科疾患について
■頭痛
急におこった頭痛、これまでに経験がないひどい頭痛、熱や手足の麻痺やしびれを伴うような頭痛の場合には至急受診して下さい。
以前から同じような頭痛を繰り返している場合は慢性頭痛です。多くの慢性頭痛患者は、日常生活への支障が高いことにも関わらず医療機関で十分な診療を受けていないことが危惧されています。
■脳卒中
脳の血管が閉塞または破れることで脳機能障害として、顔が歪む、片腕に力が入らない、言葉が出てこない・呂律が回らない、などの症状が出現します。急に症状が出たときには出来るだけ早く受診して下さい。
■認知症
もの忘れが多くなったときに疑います。必ずしも高齢者に限りません。もっとも多い疾患はアルツハイマー型認知症ですが、その他にも多様な神経変性疾患、内科疾患があります。原疾患によって治療方法が異なり、正確な診断には詳細な経過の情報、内科・神経学的診察、様々な検査を必要とします。
■てんかん
意識を失い、手足を突っ張るけいれん発作のみではなく、短い時間ぼーとする、意識を保ちながら手足が勝手に動くなどの発作もあります。脳の様々な病気が原因になります。脳波、脳画像検査やその他、脳以外の原因検査も行います。抗てんかん薬や日常生活の相談をします。
5分経っても発作が治まらないとき、意識が回復しないうちに次の発作がおこるとき、顔色が悪いときなど救急車を要請して下さい。
てんかん診療ネットワークに登録しています。小児から成人したてんかん患者も診療しています。
小児科と連携して、小児期のてんかん診療に関わっています。
■神経難病
原因や治療法が確立していない病気です。根治は出来なくても日常生活を支援できる治療法がある病気もあります。診断をきっかけに医療・介護・行政の支援を提供して生活しやすくすることも出来ます。あきらめず神経内科を受診して下さい。
医師紹介
医師名 | 役職 | 認定資格等 |
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松岡 健 | 神経内科部長 | 九州大学医学博士 日本神経学会神経内科専門医・指導医 日本内科学会認定医・総合内科専門医・指導医・教育責任者 アメリカ内科学会会員 日本頭痛学会専門医・指導医 日本認知症学会専門医・指導医 日本リハビリテーション医学会認定臨床医 日本神経治療学会評議員 |
神経内科:外来担当医表
受診の際は、神経内科外来に電話予約して頂けましたら助かります。予約なしでも診療しておりますので、急性発症のときも遠慮なく相談して下さい。
重症度、予約の有無で順番が前後することもあります。
なお水曜日・木曜日午前枠は脳神経外科専門医、脳卒中専門医が診療します。
松岡医師お薦め著書・・・松岡医師研究協力したもの等
神経疾患・診療ガイドライン
-最新の診療指針-(総合医学社)
神経疾患(New専門医を目指すケース・メソッド・アプローチ)(日本医事新報社)
多発性硬化症の診断と治療
(新興医学出版社)
多発性硬化症治療
ガイドライン2010(医学書院)
「パーキンソン病に詳しい病院に選ばれました」
新「名医」の最新治療2014(週刊朝日ムック)
その他
- 松岡健, 吉良潤一.胸部以下の感覚障害と視力低下が出現した68歳女性.多発性硬化症.New専門医を目指すケース・メソッド・アプローチ 神経疾患 鈴木則宏(編).日本医事新報社.No. 6, Page174-191, 2008
- 松岡健, 吉良潤一.多発性硬化症の病型診断.多発性硬化症の診断と治療.吉良潤一(編).新興医学出版社. Page 81-92, 2008.10
- 松岡健,吉良潤一.多発性硬化症.神経疾患・診療ガイドライン.今月の治療臨時増刊号 鈴木則宏(編).総合医学社.188-194, 2009.05
- 多発性硬化症治療ガイドライン 2010.「多発性硬化症治療ガイドライン」作成委員(著).医学書院.2010.11
- 新「名医」の最新治療2014 (週刊朝日ムック) [ムック]