小児科診療内容
- 小児科では全ての分野において最新の診療ガイドラインに従った診療を行っています。国内に適切な物がない場合には米国NIH、CDC や学会、WHOの診療方法も取り入れて国際的にもスタンダードな治療を提供したいと考えています。
- 乳児から中学3年生(希望があれば高校3年生)までを、常勤小児科専門医1名で診療しています。 全ての外来で、患者様1名診察ごとに手指消毒を徹底しています。
- 新型コロナウイルス感染症疑いの診療がある場合には、来院前にお電話でご連絡ください。別室で一例ごとにマスクや手袋などの防護具を取り替え、手指消毒の徹底をしております。受診者数が多いときには、待ち時間が長くなる可能性があることをご了承ください。
- コロナ禍のため、小児科外来では発熱や感染症が疑われるお子さんと、そうでないお子さんの待合をセパレーターで分割し、飛沫、接触感染予防に留意していますので、ご協力のほどよろしくお願いいたします。また、小児科では担当医及び看護師全員が新型コロナウイルスワクチンを3回以上接種済みです。
一般小児科診療
- 小児の内科的領域全て。気管支喘息、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎、感染症、慢性便秘症、過敏性腸症候群、貧血、血小板減少、凝固異常、などの血液疾患、てんかん、低身長、甲状腺機能障害、起立性調律障害、夜尿症、などが含まれます。
- 感染症に関しては、新型コロナウイルスについては病院内でPCR検査を行っています。インフルエンザ、RSウイルス、アデノウイルス、ヒトメタニューモウイルス、ロタウイルス、ノロウイルス、マイコプラズマ、溶連菌は高感度で早期での迅速診断が可能です。また、抗菌薬使用後に発症するクロストリジウム腸炎についても院内でPCRを用いた診断が可能です。
- 気管支喘息に関しては、呼吸機能検査(フローボリューム、スパイロメトリー)や、呼吸抵抗検査(広域オシレーション)のデータを用いた客観的な病状の評価を行い長期管理にあたっています。また、運動誘発喘息に対して運動誘発試験も行っています。アレルゲンの検索には一般的な血液検査に加えて、必要時にはプリックテストも行っています。食物アレルギーでは、アナフィラキシーに備えて日帰り入院で食物負荷試験を行うこともあります。
- 通年性アレルギー性鼻炎に対しては、従来の治療に加えてダニアレルゲンの免疫療法も行っています。⇒【アレルギー性鼻炎に対する免疫療法について】
- アレルギー性鼻炎、気管支喘息、慢性蕁麻疹に対しては抗体治療も行っています。
- 非感染症外来は、完全予約制で再診時以降の気管支喘息、アレルギー性鼻炎、てんかん、免疫不全症、発育不良、低身長などの長期管理、定期診療を行っています。感染症が疑われる症状を併発している場合は、一般小児科診療時間帯にご来院をお願いしています。
予防接種
定期、任意接種ともに週1回完全予約制で、感染症罹患児との接触を避けるために一般外来とは別の時間帯に行っています。また、密を避けるために予約時間を設定し人数制限しています。接種後早期におこりうるアナフィラキ シー対策として接種後20-30分程度、小児科外来にてお待ちいただきます。 子宮頸癌ワクチン(サーバリックス、ガーダシル、シルガード9)や、髄膜炎菌ワクチンも行っています。
実績
2015 | 2016 | 2017 | 2018 | 2019 | 2020 | 2021 | |
外来患者数 | 5,646 | 5,914 | 5,903 | 6,320 | 6,492 | 4,773 | 5,103 |
入院延べ患者数 | 870 | 714 | 857 | 1,223 | 953 | 678 | 587 |
小児科 医師紹介
医師名 | 役職 | 所属学会、認定資格、略歴等 |
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林 英蔚 (りん えいい) |
小児科部長 | 〇所属学会 日本小児科学会 日本アレルギー学会 日本血液学会 日本感染症学会 日本環境感染学会 日本小児血液がん学会 アメリカ血液学会 アメリカ癌学会 〇資格 京都大学医学博士 日本専門医機構小児科専門医 日本血液学会専門医、指導医 日本感染症学会専門医、指導医 日本小児血液がん学会評議員 〇略歴 1988年に大阪医科大学卒業、京都大学、松江赤十字病院で研修。その後、京都大学、米国立癌研究所(NCI) 、天理よろづ相談所病院、サウスカロライナ医科大学ホリングス癌センターで小児悪性腫瘍の化学療法・造血幹細胞移植や、骨髄異形成症候群、白血病、前立腺癌分子標的薬などの研究に従事。2011年から現職。 |