この度、前任の前田喜晴院長の後任として、４月より伊達赤十字病院長に就任致しました武智茂です。今後の当院の舵取りをするという大任を仰せつかり、身の引き締まる想いでおります。今後は皆様の御協力を戴きながら、愛される地域の中核病院として当院がその役割を果たして行けますよう、全力を尽くして参りたいと思います。どうぞ宜しくお願い致します。
御承知の通り、現在の医療情勢は刻々と変化して行く毎日です。地方都市では若者が都会に集中することで、残った患者さんの多くは高齢者が占め、疾患構造も都会とは異なリます。その為、我々が提供しなければならない医療サービスは、多様な内容が要求されております。急性期医療、慢性期医療、療養医療、在宅医療等々が考えられます。このことは、もう地域医療は一つの病院の力のみでは完結出来ないことを示唆しております。私は、この西胆振医療圏の各中核病院、医師会および開業医の先生達、多くの医療福祉関係機関、そして行政機関、住民の皆様との間で幅広い意見交換、協力を積み重ねていって、その結果で当院が目指す地域医療の方向性を見極めて行こうと思います。その為に、今まで以上に各方面の方々と話し合う機会を多く持ちたいと思います。地域の住民の皆様の健康のために、私どもに何が出来るか、またどのように実行して行くかを絶えず自問自答しながら病院運営を行いたいと考えております。どうぞ、今まで以上に当院に対して、暖かい御支援を戴くことを祈念して、院長就任の御挨拶と致します。
平成26年4月1日 総合病院伊達赤十字病院
院 長 武智 茂