0142-23-2211 Japanese Red Cross Society
文字サイズ:標準 特大

新院長から就任のご挨拶

お知らせ

令和6年4月1日付けをもちまして武智茂前院長のあとを引き継ぎ院長に就任しました久居弘幸です。この場を借りまして、皆様方にご挨拶を申し上げます。
私が伊達赤十字病院に赴任したのは、1997年10月のことで、約26年の歳月が流れました。当時と比べ、医療を取り巻く情勢がめまぐるしい変化を見せ、より的確な経営判断を求められる中で、院長就任という重責を託されたことに、身の引き締まる思いがしております。
伊達赤十字病院は昭和15年(1940年)に開設され、以後、さまざまな変化を経て現在に至っており、急性期医療から慢性期医療、在宅復帰を支援する地域包括ケア病棟を兼ね備えた病院として日々精進いたしております。そのなかで今後、伊達赤十字病院が取り組んでいくこととして「地域の皆様に信頼される病院」ということをあげたいと思います。この命題は以前から言われてきたことですが、それを達成する方法は病院のおかれている状況によって変わってくるものと思います。
現在の伊達赤十字病院は残念ながら、とりあえずそこに行けばなんでも解決できるという病院ではありません。医師の未補充、不足が原因でいくつかの診療科では十分な診療が行えないのが現状です。医師確保も重要な課題のひとつではありますが、そのなかで地域の皆様の期待にこたえていくには、適切な診断、治療を行うことはもとより、今まで以上に患者さんに寄り添った診療、看護を行っていくことが求められます。そのために伊達赤十字病院では、多職種が各々の立場を尊重し合いながら連携するチーム医療を提供しておりますが、今後こうした活動をさらに支えていくためには、長期的な視野に立った人材の育成が必要です。また、患者さんに満足して頂くためには、職員にとっても働きやすく充実した職場でなくてはなりません。各々が相互の信頼関係のもと笑顔で生き生きと意見を出し合い、力を思う存分に伸ばせるような環境を作ることが私の役割であると考えています。
さらに、地域の急性期病院、地域医療を支える病院としての役割を果たすためには、西胆振医療圏の中核病院や開業医とのより親密な病院連携・病診連携を構築することは言うまでもなく、医療福祉関係機関、行政機関、住民の皆様との間での意見交換が必要と考えられます。
これからも地域の皆様から信頼される病院、社会に貢献できる病院を目指し、職員一丸となって頑張ってまいります。どうか皆さまのご理解とご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。

令和6年4月1日 総合病院 伊達赤十字病院
院 長 久居 弘幸

Top

© 2024 日本赤十字社 伊達赤十字病院|公式サイト